Chapters of Food: Beigle Bake

写真家のサム・ユーキリスはロンドン東部の象徴的なベーグル店を形作る、本場のレシピと進化し続けるコミュニティを称賛している

焼きたてのユダヤ風ベーグルに、塩漬けビーフ、スモークサーモン、クリームチーズをたっぷりと載せたことで伝説的な人気を誇る、ロンドンのブリック・レーンにある「ベーグル・ベイク」は、1974年にアムノン・コーエンとサミー・ミンズリーの兄弟によって創業され、今や食のランドマークとなっている。イーストエンドの中心にあるこの24時間営業のベーカリーは、ロンドンの深夜の食文化の定番として、メニューはほぼ変わらぬまま、地域が変化していく様子を見守ってきた。現在は一族の次世代が経営を引き継ぎ、タクシー運転手、早朝の通勤客、深夜のクラブ客、観光客、地元住民といった、絶え間なく入れ替わる客層にサービスを提供している。

アメリカの写真家兼映像作家サム・ユーキリスは、自身が愛してやまない飲食店の一つに息づくコミュニティ、情熱、そして伝統を捉え、短編映画『Beigel Bake』を通じて、歴史あるイースト・ロンドンのベーカリーを称賛している。キッチンと店頭カウンターでの日々の営みを記録しながら、ユーキリスは、このベーカリーの豊かな歴史と、今日に至るまでその人気を支え続ける常連客たちとを結びつける。写真アーカイブや個人的な物語、そしてその遺産を受け継ぐ「心のこもった料理」が持つ、人々を一つに結ぶ魅力によって、それらが見事に織りなされている。