Great Gardens: デレク・ジャーマンのプロスペクト・コテージ

故アーティストが創り上げた海辺の楽園が、今回の「グレート・ガーデン」シリーズの最後を飾る

「楽園は庭園に、そして私の庭園にも宿っている」と、画家、映画監督、舞台美術家、そして作家として活躍した故デレク・ジャーマンは記した。彼の広大な庭園は1986年、ケント州ダンジネスという荒涼とした英国の風景の中に、古いタール塗りの漁師の小屋を核の力発電所の隣に据えて造られた。「庭園は風景の一部となり、荒野は庭園の一部となるのです」と、監督兼ナレーター、ハワード・スーリーは語る。写真家であり、庭師であり、ジャーマンの親しい友人でもあったスーリーは、1980年代後半に初めてプロスペクト・コテージを訪れた。二人は共に、庭園の変遷を記録した『デレク・ジャーマンの庭』を制作した。これはジャーマンが最後に執筆した本である。「そこで植えた中で一番のお気に入りは、発電所の近くで集めた種をまいてできた、完璧な円形のキツネノテブクロです」と彼は付け加える。「でも何よりも、視覚的に庭に終わりが感じられないところが大好きなんです」。熱心な植物愛好家である彼は、今もコテージに住むジャーマンのパートナー、キース・コリンズと共に庭の手入れを続けている。シーケール、野生の赤いポピー、そして悪魔のように青いヤグルマギクが、その簡素な風景に彩りを添えている。浜辺で拾った金属の彫刻、ストーンサークル、風で歪んだ木々が各エリアの骨格を形作り、コテージの壁の一つには詩人ジョン・ダンの『日の出』が飾られている。—リー・C・ウォリック