Great Gardens: ファンタジー・アイランド

亜熱帯の隠れ家への旅

「アビーはまるでドクター・スースの世界のようで、植物が支配しているかのような感覚を覚えます」と、写真家兼映像作家のハワード・スーリーは語る。この意外なプライベート・オアシスは、イングランドのシリー諸島、ランズ・エンドの海岸から28マイル沖にあるトレスコ島に位置している。「少し古びてはいるけれど、喜びに満ちた色と香りに溢れている――しかも、他では決して出会えないような色と香りだ」。アルゼンチン、ビルマ、ニュージーランドなど80カ国以上から集められた2万種の植物を誇るこの17エーカーの庭園は、19世紀初頭にオーガスタス・スミスが自ら設計・建設した邸宅の敷地内に造られ、現在も一族の手によって管理されている。現在、アビーはロバート・ドリアン=スミスが所有している。彼はトレスコ島の150人の住民の地主であり、島民は全員彼の下で働いている。また、オーガスタス・スミスがコーンウォール公領からシリー諸島の長期借地権を引き継いだため、ドリアン=スミス自身も厳密にはチャールズ皇太子の借地人となる。「奇妙で美しい植物が本当にたくさんあるんです」とスーリーは付け加える。「まるでエキゾチックな場所、まだ誰も発見していない場所を探索しているような気分になります。」