In Motion: Anime Libere

パリ郊外のブルータリズム建築の遊び場を舞台に、子供たちは動きを通じて自らの声を表現し、身体を言語として若さと自由を探求する

子供たちに発言の場を与える必要性が高まっていることを感じ取ったスザンヌ・メイヤー監督は、撮影監督ヴァディム・アルサイエドと共に制作し、アンドレア・ラズロ・デ・シモーネがサウンドトラックを手掛けた短編映画『Anime Libere』において、身体を言語として探求している。パリ郊外のクレテイユにあるブルータリズム建築を背景に、目線の高さで撮影を行うマイヤーは、動きの力を通じて自然主義的なトーンを確立し、カメラの前でのリラックスした様子と自然な存在感から選ばれた若いキャストたちに芸術的な自由を与えている。

「自由について話して」や「明日についてどう思う?」といった問いかけに応えるように動きを導かれながら、子どもたちは自らの表現を形にし、言葉にできない思いを視覚的な言語へと変換していく。広大なオープンスペースや都市景観の力強いラインを遊び場として、『Anime Libere』は、子どもたちが周囲の世界とつながる様子を捉え、身振り手振りで問いを投げかけながら自由な状態を見出そうとする姿を描き出している。