In Motion: Into Orbit
彫刻的なフォルムへと身をよじらせながら、ダンサーやサーカス芸人たちは演劇的な表現や即興的な動きを駆使し、アーカイブ写真を生き生きと蘇らせる
アーカイブに残るサーカス写真の抽象的な世界観を蘇らせ、監督兼写真家のローラ・マクラスキーは、短編映画『Into Orbit』の中で、ダンサーやサーカス芸人たちの流れるような動きを捉えている。
ヴィクトリア朝時代のサーカス演者たちの写真資料を基に、マクラスキーはジャグラー、フープダンサー、バレエダンサー、コンティーションアーティスト、そしてコンテンポラリー・ムーブメント・アーティストを起用し、セットや衣装との相互作用によって導かれる動きを通じて、ライブパフォーマンスの感覚を再現した。スタイリスト兼セットデザイナーのピエール=アレクサンドル・フィレールとのコラボレーションにより、現代的な彫刻的なデザインとアーカイブの演劇用衣装が、一連の躍動的なポーズを彩る。これらのポーズはパフォーマー自身が振り付けを行い、自然で本能的な動きを通じて展開されていく。
16mmフィルムで撮影され、各シーンが一発撮りされた『Into Orbit』は、即興的な動きが持つ遊び心あふれる素朴さと、リハーサルなしの瞬間に生まれる自然なつながりを称賛する作品だ。生きた彫刻のような人々が体をくねらせ、互いに交流する様子を通じて、観客は別の場所と時間へと誘われる。そこでは無垢さと人間の身体の柔軟な形を通じて、自由が得られるのだ。