In Motion: La Chamade

振付家兼監督のスリアン・リオスは、遊び心あふれる動きと彫刻を通じて見知らぬ人同士の間に生まれる一瞬の親密さやつながりを表現している

誰かと初めて出会い、瞬時に親近感を覚えるという感覚を探求する演出家兼振付家のスリアン・リオスは短編映画『La Chamade』において、人間同士のつながりを動きへと昇華させている。フランスのモントルイユにある「ラ・プティット・フォレ・ウルビーヌ」で撮影された本作は、リオスとダンサーのエイドリアン・ダントゥが二人の関係の流動的な性質を表現する中で、友情と愛の間に生まれる絆とは何かを問いかける。

前作『Les Presques』の雰囲気を引き継ぐ本作で、リオスはオランダ人ピアニスト、ダリア・ファン・デン・ベルケンによるドメニコ・スカルラッティの『ソナタ ヘ短調 K.519 アレグロ・アッサイ』の演奏をバックに、遊び心あふれる振り付けと軽やかな彫刻を融合させている。自身とダントウの視覚的な類似点、そして深く関わるにつれて明らかになった相違点を巧みに織り交ぜながら、リオスはペアを組んだ振付を通じて自身のコンセプトとこの特別な絆を表現している。常連の撮影監督アン・グリツカと協力し、肉眼では捉えきれない細部を映し出している。