In Residence:ドリアナとマッシミリアーノ・フクサス

イタリア人建築家夫妻が手掛けたパリのアパートメントへようこそ

建築家といえば、当然ながらレンガやモルタルではなく、空間と光を扱う。これらが彼らの素材である。それは彼らが自らのために作り上げたり、改築したりする場所において特に当てはまる。そうした場所は往々にして地味で控えめ、もともとそこにあり、建築的というよりは、常に高い天井と大きな窓を備えている。「真の贅沢とは、空間の広がりと、外からの光があることだ」と、1981年から妻のドリアナと共に活動するイタリア人建築家、マッシミリアーノ・フクサスは語る。二人は共に暮らし、共に仕事をしており、どちらの場所にも建築的な要素をあまり持ち込まないようにしている。「毎日何かを建て、毎日現代的な建物を設計しているなら、古い建物に住むのは素晴らしいことだ」と彼は言う。「自分という存在と、実際に送っている生活との間の矛盾は素晴らしいものです」。彼らの100名規模の事務所は、ナヴォーナ広場からほど近いローマのルネサンス様式の宮殿を改修した建物にある。一方、自宅はヴォージュ広場のパリのアパートで、ここではフランス人監督のベンジャミン・セルーシがその様子を捉えている。「ヨーロッパ内で都市から都市へ移動する場合、飛行機で1時間半から2時間程度。ヨーロッパは一つの国であり、連続した空間なのだ」とマッシミリアーノは語る。彼は2013年、深セン宝安国際空港の設計において映画的なアプローチを採用した。「ローマとパリは、『都市』というものの最後の記憶だと思います。これが私たちに残された最後の記憶だ。しかし、私たちは今や世界全体の一部なのだ」とニック・コンプトンは語る。

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