In Residence:マイケル・アナスタシアデス

キプロス人デザイナーが手掛けた、ミニマルなロンドンのタウンハウスを見学しよう

「ここはまるで秘密の場所のようだった」と、ロンドンのウォータールー駅の線路を見下ろす自宅兼スタジオを見つけた際のことを、デザイナーのマイケル・アナスタシアデスは語る。「列車の音は気にならなかった。むしろ、行き交う人々の流れの方に興味があったんだ」。このアパートメントは、動きのある光の彫刻や、入念に配置された美術品が所狭しと並ぶ空間となっている。「私はプロポーションを非常に重視しており、あらゆるものが周囲の空間と調和していなければならないと信じています」とアナスタシアデスは語る。彼はロンドンのインペリアル・カレッジで土木工学を学び、その作品はニューヨーク近代美術館(MoMA)とヴィクトリア・アンド・アルバート博物館の両方の常設コレクションに収蔵されている。現在、イタリアの照明メーカー「フロス(Flos)」の主要なコラボレーターであるアナスタシアデスは、1994年、ベルギー人建築家であり友人でもあるウィム・デ・ムルの協力を得て、自身の発明品を展示する機能も兼ねた住居兼アトリエを構築した。その作品には、金属製の円筒の縁にオパリンの球体が転がり落ちそうになりながらバランスを保っている「Tip Of The Tongue」や、まるで空中で自重だけでバランスを取っているかのような真鍮製の照明などが含まれる。「私はデザインに存在する不安定さに興味がある」と彼は続ける。「『モバイル』シリーズでは、周囲の空気にわずかな動きが生じるまではすべてが完璧な均衡を保っているが、その動きによって照明器具が動き出す。そうして、すべてがいかに繊細であるかを実感するのだ。」

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