In Residence:ザビエル・コルベロ
数十年にわたり磨き上げてきた自宅について語るカタルーニャの彫刻家
ガウディ以来、カタルーニャで最も重要な芸術家と多くの人に評される彫刻家、ザビエル・コルベロは、その名声にふさわしい自宅を建てた。バルセロナ郊外のエスプルゲス・デ・ジョブレガットにある広大な邸宅は、芸術的であると同時に建築的でもあるその精神の結晶を物語っている。
約40年の歳月をかけて完成したコルベロの邸宅は、たゆまぬ探求の結晶である。9棟の老朽化した既存の工業用建造物が再生され、アトリエ、居住スペース、アーティスト・レジデンス、ギャラリースペース、そして地下の作業場からなる迷宮のような空間を形成している。
館内には、ニューヨークのメトロポリタン美術館やロンドンのヴィクトリア&アルバート博物館など、世界有数のコレクションに収蔵されているのと同様に、大理石や玄武岩で鋳造されたコルベロ自身の巨大な作品が堂々と佇んでいる。コルベロはサルバドール・ダリと旧知の仲であり、実際、この「カサ・スリム(casa sublim)」にはシュルレアリスムが確かに色濃く息づいている。ここでは閉ざされた扉の向こうに気づかれない隅から、あるいは何もない空間から常に予期せぬ何かが潜んでいるかのように感じられる。