Just Dance: All the World’s Alive Again

生まれ変わる季節。マリアノ・ヴィヴァンコが捉える、春の訪れと再生

変化の訪れを告げる新しい季節。その到来は、自然とのつながりを深める儀式や習わしとともに、歴史を通じて新たな始まりへの入口として祝われてきた。季節が巡り、生まれ変わっていくその力を再生のきっかけとして捉えた『All the World’s Alive Again』。マリアノ・ヴィヴァンコが監督を務めるこのショートフィルムでは、Rambertのダンサーたちが生命の変化を身体で描き出す。H MAGAZINEが、ハサン・アル・サレのクリエイティブ・ディレクションのもと制作した作品だ。

35mmフィルムで撮影された『All the World’s Alive Again』は、生命そのものに刻まれた変容の旅路を、季節をメタファーとして描いていく。身体的、そして哲学的な移り変わりを、春から夏へと向かう時間の流れに重ねながら、その変化の輪郭を浮かび上がらせる。

振付を手がけたのは、Rambertのアーティスティック・ディレクター、ベノア・スワン・プーファー。春/夏という季節の曲線をたどる本作は、現代舞踊を通して自然の移ろいを一年にわたり見つめていくシリーズの第一章となる。背景に流れるのは、マックス・リヒターがヴィヴァルディの『四季』を再構成したサウンドトラック。音楽と身体、そして季節の循環が重なり合いながら、世界が再び息を吹き返す瞬間を描き出している。