Just Dance: Endurance

持ちこたえる身体。イムレ・ヴァン・オプスタルが振付で描く、人間の精神の強さ

身体的であれ、精神的であれ、感情的であれ、「耐える」ということは無数のかたちを持っている。複雑な状況を前にしても、意志としなやかな強さで前へ進み続ける力。それは、自分自身の基準によってのみその成否が測られる、ひとつの特異な試練でもある。心と身体、その両方の限界を試す行為だ。

パリを拠点に活動する振付家、イムレ・ヴァン・オプスタルが監督と振付を手がけたショートダンスフィルム『Endurance』は、諦めずに進み続ける力を身体の動きへと置き換えていく。踊るのは、テルアビブのBatsheva Dance Companyに所属するダンサーたち。

本作の構想が生まれた当時、ヴァン・オプスタル自身も同カンパニーで踊っていた。彼女の振付には、プロのダンサーとして歩み続けるなかで培われた、持続するための本能的な衝動が刻まれている。それは、彼女が舞台を離れ、フルタイムで別の道へと移行していく転換期に生まれたものでもある。