Just Dance: I’m Here For You

決してひとりではない。そのことを知りながら、人生の揺らぎを踊る

南アフリカ出身の映像作家・フォトグラファー、キャロライン・マッキントッシュによる最新プロジェクト『I’m Here For You』。ダンサーのギタ・ガリーナとともに、動きを通してひとつの旅へと誘う作品だ。

繊細さとノスタルジーを湛えた本作では、ギタが動きを通して、自分自身や取り巻く環境と対話していく。そこにあるのは、決してひとりではないという感覚を携えながら、自分自身のそばに立ち続けることの強さへの賛歌。人生の困難や揺らぎのなかで、孤立しているように感じることがあっても、決して支えを失う必要はない。どれほど苦しいときでも、最後に頼ることのできる自分自身がいる——そんな思いに触れている。

サウンドトラックは、キャロラインが母親を亡くしたあと、パートナーであり音楽プロデューサーでもあるBummelaとともに制作した。この曲は、キャロライン自身が自分を慰めるためのものだった。そして同時に、脆さや苦しさのなかにいるとき、私たちにとって最も頼れる味方はいつも自分自身なのだということを、誰かに思い出してもらうための曲でもある。

映像と音楽、両方の表現を手がけるキャロラインは、当初からこの曲を動きとダンスへと置き換えることを思い描いていた。今年初め、南アフリカの故郷を訪れていた彼女はギタと出会う。そして、そのノスタルジックな美しさを身体で表現するのに、彼女以上の存在はいないことがすぐにわかった。

南アフリカの海岸で、ひとり自分自身と踊るギタ。その身体を通して、彼女があらゆる抑制を手放し、風に投げ出すように解放されていく姿を目にする。痛みや困難の瞬間から、完全な自由へ。膨張と収縮を繰り返しながら踊る身体から、その感情の旅が立ち上がってくる。

そこには、葛藤も、脆さもある。同時に、自らの力を取り戻していく強さと、大胆さもある。