Just Dance: Inter-Liminal
椅子をひとつ。アイデンティティと身体の動きをめぐる、余韻に満ちた探求
何もないアスファルトの空間を舞台に、映像作家デイヴィオン・トンプソンと振付家ジュリ・オヌキがコラボレーション。物体と動き、そして美学のあいだにある関係を見つめながら、アイデンティティをめぐる余韻に満ちた探求を繰り広げる。
アメリカ人ダンサーのロイド・ボイドが見せる、絶えず形を変えていく身体。その動きは、単なる肉体的な表現を越え、より大きな問いを開いていく。
「この抽象的な対話は、私のアイデンティティを形づくってきた個人的な物語を見つめています」
ふたりのコラボレーションから生まれたこのしなやかなプロジェクトでは、日常の文脈から切り離された「もの」―ここでは銀色の椅子―が、アイデンティティや存在そのものについて考えるための道具となる。
ブルックリンを拠点に活動する監督は、この作品についてこう説明する。
「このプロジェクトは、社会的な二元論の外側で生きることについて、私が内側と外側の両方で経験してきたことを、視覚的に表現したものです。
この抽象的な対話では、私のアイデンティティや、存在についての考え方を形づくってきた個人的な物語を見つめています。
私はずっと、社会的な意味での『境界的な空間』に存在してきたんです」