Just Dance: Mend

男性性の礎を見つめる、ダイナミックなポートレート

映画、インタビュー、コンテンポラリーダンスを組み合わせながら、監督のジャクソン・クルーフと振付家のクリス・エミールは、男性性について、そして「男であるとはどういうことか」という少年の認識を形づくる空間やコミュニティについて考察する。

「私たちの内側にある自分自身と、男性らしく振る舞うことへの外からの期待は、どのように衝突するのでしょうか?」

『Mend』にも出演するクルーフとエミールは、さらに問いかける。

「個人的な直感と、社会によって押しつけられた規範とのあいだには、どんな葛藤が生まれるのでしょう?」

「男性性の規範は、男性の身体を傷つけることがある」

こうした問いは、エミールと彼を取り巻く空間とのあいだに生まれる、ひとつの身体的な対話へと変わっていく。

食卓から理髪店、ジム、そして教会まで。登場するひとつひとつの場所は、監督のふたりが「男性性と人種をめぐる普遍的な接点」と呼ぶものを象徴している。

Blacknessとの関係において、男らしさやセクシュアリティを批評するボイスオーバーが重なることで、映画はひとりのダンサーのなかにあるふたつの自己、その奥にある真実を浮かび上がらせる。

隠されていたアイデンティティは、予期せぬ瞬間に露わになる。裸の身体が、彼を形づくってきた空間のなかを折れ、滑り、跳躍しながら駆け抜けていく。

「男性性の規範は、男性の身体を傷つけることがある」と語るクルーフとエミール。ふたりはこれまで、ソランジュ・ノウルズやモーゼス・サムニーといったミュージシャンから振付作品の依頼を受けてきた。

「この絶え間ない闘いがダンサーの身体に与える負荷を目の当たりにして、映画の最後を、自分自身を修復していくプロセスに捧げることにしました」