Just Dance: MISFIT
LAの酒屋を駆け抜ける思考。振付家ミカエラ・テイラーが描く、エゴに揺れる身体
ダンスリハーサルを終え、家へと向かう若い女性の錯綜する思考へと入り込むショートフィルム『MISFIT』。ディレクターのコナー・ベルは、物語とダンスを行き来しながら、ひとりの女性の内面を身体の動きへと変換していく。
主人公の内なる対話が次第に渦を巻くにつれ、揺らいでいく自己認識と自分の居場所は、動きを通して別の姿へと変容していく。そして彼女は、LAの風景を横断しながら、自らを理解するための旅へと踏み出していく。
ダンサーのミカエラ・テイラーが主演と振付を手がける本作。その一場面では、酒屋の通路を舞台に、ある衝突寸前の出来事をきっかけに緊張が高まり、ダイナミックなシークエンスが展開される。
テイラー自身と、彼女が演じるフィクション上の人物。その現実と虚構の境界を曖昧にしながら、『MISFIT』は、日常の何気ない瞬間に潜む、心を圧倒しかねない思考を浮かび上がらせる。私たちが日々の道のりのなかで繰り返す、ごくありふれた時間。その隙間から、制御できない内面が立ち上がってくる。