My Place: フローレンス・ウェルチ
鏡の向こう側、英国のシャンテューズが暮らす風変わりなジョージアン様式のタウンハウス
「ミニマリストな空間には、どうも馴染めないみたい」と、マルチ・プラチナ・アーティストのフローレンス・ウェルチは、遊び心あふれる雑然としたロンドンの自宅について語る。「ここは、実家を出て初めて住んだ家なの。でも、母に『家から10分以上離れた場所には住んじゃダメ』って言われたから、こうしてここにいるの」
「母に『家から10分以上離れた場所には住んじゃダメ』って言われたから、ここにいるの」
南ロンドンにルーツを深く持つウェルチ(彼女はそこで生まれ、美術学校にも通った)は、子供の頃の寝室を「大人向け」に再構築し、珍品コレクションのキャビネットも作り上げた。「空間そのものはあまり変えていないの」と彼女は言う。「ペンキを塗り直したり、ドアノブを交換したりしただけ。小さな変化が大きな違いを生むから」 気に入った家具を見つけて張り替えたり……私は昔から生まれつきのインテリア好きだったの」。彼女のデビューアルバムのジャケット用に作られたレザー製の肺のオブジェの隣には、母親の絵画が飾られ、旅先で手に入れた無数のポストカードや本も並んでいる。
「これらの小さな本の山は、まるで石筍や鍾乳石のように、至る所でどんどん増えていくの」