NOWNESS Shorts: Kateh Gojeh Farangi

ブルックリンのアパートへ引っ越した若いイラン系アメリカ人女性が、ペルシャの家族のレシピを通して故郷やルーツと繋がっていく姿を描く

イラン系アメリカ人のコミュニティに焦点を当て、新しい場所で我が家を見出す、アーモン・マハダヴィ監督の短編映画『Kateh Gojeh Farangi』。サンフランシスコで育ち、ニューヨークを拠点に活動するマハダヴィ監督は、都会で一人暮らしをする孤独感と、作品のタイトルの由来でもあるスパイスの効いたトマトライスのシンプルな一皿を通して届けられる、我が家の温もりを捉えている。

「1ページの脚本とアパート、1人の俳優、そしてわずか5人のスタッフで、このプロジェクトを、現実がふんだんに盛り込まれたフィクション映画として進めました。撮影終了後、私たちは皆そのアパートの床に座り、エラヘがカメラの前で調理したカテ・ゴジェ・ファランギを食べました」

母親にレシピを共有するボイスメモを依頼し、映画に登場する自身のイラン系アメリカ人としてのルーツと繋がったマハダヴィ監督。母親が実際に送ってきた音声メモを劇中の録音として取り入れている。フラットブッシュにある何もないアパートの壁の中で過渡期のイメージを構築し、外の世界から切り離された『Kateh Gojeh Farangi』は、一つの故郷を離れ、遠く離れた場所で新たな故郷を作ろうとする試みを探求している。

7月 11, 2025