NOWNESS Shorts: Morning, Afternoon, Evening
レオネル・ディエッチがロサンゼルスを舞台に、都市の孤独とつながりの行方を捉えた3つの物語。距離感と人間関係の力学を描き出す
ショートフィルム『Morning, Afternoon, Evening』で、監督のレオネル・ディエッチは、ある1日を通して展開される3つの密やかなポートレートを通じ、ロサンゼルスにおける人間関係と都市の孤独を浮き彫りにする。メトロの中で喪失感に圧倒される悲しみのティーンエイジャー、恋人が孤独へと逃げ込み、距離を感じる台湾からの旅行者、そして若いエスコートとともに告白とマルガリータを分かち合う老いた音楽プロデューサー。本作は、手の届きそうで届かないつながりを求める5人の姿を映し出す。
「この作品は、ロサンゼルスにおける人間関係についての私の観察を反映しています。一日のどの時間帯にも、同じ欠落のバリエーションが存在しています。それは、決して訪れることのない親密さです。そして、つながりが生まれる場所であっても、それはトランザクション(取引的)であり、金銭で買われたものか、あるいは何らかの意図に縛られたものなのです」 ― レオネル・ディエッチ
自然主義的なレンズを通して撮影された『Morning, Afternoon, Evening』は、真の親密さが感情的な断絶によって遮られ、アクセスできる唯一のつながりは取引的なものにとどまるという、同じ欠落のさまざまなかたちを見つめる。ディエッチは、ロサンゼルスの周囲で目撃した人間関係の力学に疑問を投げかけながら、脆弱性と親密さが、おなじみの権力構造や階層と交差するこの街の風景に直接形作られた、普遍的な物語を捉えている。
6月 12, 2026