NOWNESS Shorts: Principles of a Protagonist

多才なシカゴ出身のミュージシャン、ウィリス・アール・ビールが内省的なアニメーション作品を公開

ウィリス・アール・ビールが手掛けたアニメーション作品『Principles of a Protagonist』は、人間の日常的な価値観、試練、そして内省を探求するもので、ライオネル・リッチーやバラク・オバマ大統領のアバターが登場する。シカゴ生まれのビールは、音楽活動を始める前、陸軍の新兵や夜勤の警備員として働いていた。音楽活動を始めた当初は、手描きのチラシを添えて、街中の公共の場所にCD-Rを置いて自身の作品を宣伝していた。『Principles of a Protagonist』の根底にある、自伝とファンタジーが融合したコンセプトは、2010年にビールが失恋と失業の苦しみの中で執筆し、コピーした「Zine」として配布した中編小説に端を発している。その後、彼はHot Charity/XL Recordingsと契約し、昨年デビューアルバム『Acousmatic Sorcery』をリリース、2013年後半にはセカンドアルバムのリリースを予定している。しかし、ビールは引き続き自身の執筆やイラストをレコーディング作品に取り入れており、本日公開の「Shorts on Sundays」シリーズの新作は、視覚的、音楽的、そして哲学的な面における彼の多才さを如実に物語っている。「主人公は、私たちにはできないことをする」と、ビールは短いアーティスト・ステートメントの中で明かしてくれた。「彼は、すべてを包み込む不可避の破壊を受け入れる。彼は、人生の秩序が死の不確実性へと溶けていくように、最終的に無意味な虚無の中に消え去らなければならない一連の原則を、承知の上で構築するのだ。」

6月 2, 2013