NOWNESS Shorts: Turning 13

ディレクターのステラ・ブラックモンがオザークの真夏と、13歳の誕生日をカウントダウンするマルゴを通して大人への階段を昇る日常の瞬間を切り取る

短編映画『Turning 13』において、ディレクターのステラ・ブラックモンはオザークの若者たちの姿、そして何もかもが自分に降りかかっているように感じられる日々を捉え、ティーンエイジャーへの移行を象徴する感情を映し出す。オザークの最も暑い盛りに故郷であるミズーリ州で撮影を行ったブラックモンは、家族や友人、近所の人々を幼少期お気に入りだった家や路地で撮影。13歳の誕生日の直前の2日間、大人になるとはどういうことなのかと思索する従妹のマルゴの姿を追っている。

「オザークでのティーンエイジャーの女の子としての日常の瞬間は、今でも私にとって鮮明に残っている。私たちはマルゴの従妹の裏庭でストックタンクを囲み、いつも歩く路地や、お気に入りの川で撮影し、本当の誕生日の2日前に偽の誕生日パーティを開いたんだ」

―ステラ・ブラックモン


ペディキュア代やディスカウントストアのメイク道具代を稼ぐためにレモネードスタンドを切り盛りする従妹たちを見つめながら、ブラックモンはストックタンクのプールに食器用洗剤を入れたり、川遊びの後に母親の膝に丸まったりしていた幼い日々の断片と重ね合わせながら思春期の初期を描き出す。13歳という年齢を「2つの異なる世界に片足を突っ込んでいる状態」とする自身の体験を重ね合わせ、友達が来る前に「ぬいぐるみ(stufted animals)」を隠すといったマルゴの日記の本物のセリフをナレーションに織り交ぜる『Turning 13』。それはオザーク特有の日常の瞬間のエッセンスを抽出し、シネマティックなレンズを通して語り直された鮮やかな記憶の世界を構築している。

7月 24, 2026