Photographers in Focus:デビッド・ラシャペル

象徴的なイメージメーカーが、ハワイの僻地にある自宅からキッチュや精神的な事柄について語る

1980年、当時わずか17歳だった、今やアイコン的存在となったアメリカ人写真家デヴィッド・ラシャペルは、ノースカロライナ州の田舎の家を離れニューヨークへと向かった。それがきっかけで、彼はあのアンディ・ウォーホルと出会うことになる。すでに名声を確立していたウォーホルは、ラシャペルを自身の著名な雑誌『インタビュー』の写真家として即座に採用した。伝えられるところによると、ウォーホルはラシャペルにこう言ったという。「好きなようにやればいい。ただ、誰もが素敵に見えるようにしてくれ」。ニューヨークの伝説的なナイトクラブ「スタジオ54」でキース・ヘリングやジャン=ミシェル・バスキアらと交流を深めながら新進気鋭のこの写真家はウォーホルの言葉を実践し、その作品は『ローリング・ストーン』、『ヴァニティ・フェア』、『ヴォーグ』といった主要な出版物の表紙を飾ることとなった。2006年、彗星のごときキャリアを経て、スターたちの頼れる写真家はハワイの僻地の森へと移り住んだ。そこで世界一輝かしいスターたちを撮影してきた人生を振り返る時間を持ちつつ、今もなお限界を押し広げる新たな作品を生み出し続けている。

カトリックの家庭で育ったラシャペルはその視線を常に聖書のテーマへと向けてきたが、そこには偶像破壊的な感性が織り込まれている。彼の作品ではマイケル・ジャクソンといった人物がキリストの代役として登場し、催眠的、あるいは麻薬的とも言える色彩が、カトリック教会の金箔をまとった華やかさと儀式性を遊び心あふれる極限まで高めてシーンに吹き込んでいる。その一方で彼の作品は聖餐、ポップカルチャー、そして犠牲に潜むエロティックな含みを、決して控えめではない形でほのめかしている。

  • プロフィール
  • 写真
  • デビッド・ラシャペル
  • シャンタル・アンダーソン