Photographers in Focus:スティーブン・ショア

「フォト・ロンドン」との編集提携企画として、50年にわたり日常に魔法をもたらしてきた写真家を称える

アメリカのドキュメンタリー写真家スティーブン・ショアは、今年の「フォト・ロンドン」において、「マスター・オブ・フォトグラフィー」として表彰される。この賞は、写真界に多大な貢献をした現代を代表するアーティストに贈られるものである。ショアは基調講演を行うほか、自然素材や街角の廃棄物が偶然に作り出す配置を捉えた最新シリーズ『Details』を初公開する。

6歳で写真を始めて以来、ショアは25冊以上の写真集を出版し、駐車中の車、ガソリンスタンド、公共の標識、人影のない通り、ホテルの部屋、食べ残しの食事など、型破りな構図と被写体で知られている。その一方で、彼の独自の視座は、観察写真とドキュメンタリー写真の境界線を曖昧にしている。

ショアが日常生活やありふれた物に興味を抱くようになったのは、17歳の時にアンディ・ウォーホルのスタジオであり創作の拠点であった「ザ・ファクトリー」で、事実上の専属カメラマンとなったことがきっかけだった。ショアの初期作品は、マンハッタンのその空間に頻繁に出入りしていたルー・リード、ポール・モリッシー、イーディ・セジウィックといったポップアイコンたちに人間味を与えた。彼らを美化するのではなく、ショアの写真は『ザ・ファクトリー』での有名な映画撮影やボヘミアンな集まりの合間にある、静かで隙間のような瞬間を丹念に捉えていた。

空席やひび割れた舗道が映し出されてから50年、進化し続けるこの写真家の活動はインスタグラムへと移行し、最近のMoMAでの回顧展では、彼のソーシャルフィードが前面に押し出された。皮肉な巡り合わせだが、ショアの作品はまさにこのソーシャルメディアのプラットフォーム上で花開き、将来誰もが15分間の名声を得るというウォーホルの予言を体現している。

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