Portrait of a Place: Yoshida Dorm
京都大学の自治学生寮を巡り、低家賃と反体制の精神が息づく場所を探索する
ドキュメンタリー映画『Yoshida Dorm』の監督ジェイミー・マコーマックは、日本最古の学生寮の存続を懸けて闘う過激なコミュニティに会うため、名門京都大学を訪れる。1913年に建設されたこの寮には、100年にわたる歴史の断片が刻まれており、キャンパス内で唯一の自治寮として、創造性と左翼政治の拠点としての伝統を今に伝えている。
大学から「居住不適格」と宣言されたこの寮と、そこに住む学生たちは、2017年から元の建物の行方をめぐって法廷闘争を繰り広げてきた。現在、建物は取り壊しと再建が予定されている。学生たちが寮の反体制的な理念、共同体の精神、そして低家賃を維持しようと訴える中、マコーマックは、新世代を吉田寮に惹きつける独自の共同生活へのアプローチに共感し、同寮を活気と自由な思考が溢れる場へと変えている。