Private View: A Creative Act

バルセロナを拠点とするアーティスト、マディソン・タイレルは、建築環境の中で自然を観察し、絵画を完成させる最終段階における直感と創造的行為の力を探求している

アーティストの制作過程における熟考とは異なり、たった一つの創造的行為が、絵画の行方を瞬時に変えることがある。それは、即興性によって支えられた、一瞬の直感的な決断である。アーティストのツールキットにおける不可欠な要素として、バルセロナを拠点とするカナダ人画家マディソン・タイレルは、短編映画『A Creative Act』において、この概念を通じて自身の作品と経験を考察している。本作は、監督カミラ・ヴィセンテッリによって、彼女のスタジオと自然環境の狭間で撮影された。自身の存在と環境とのつながりを引き出し、彼女は観察的なアプローチで芸術を創造し、人混みの街角に現れる儚い感覚や、自然が自らを主張する微妙な仕草の中に意義を見出している。

自然に囲まれて育ち、今では都市空間に生み出される歪んだ視点の中に美を見出すタイレルは、カナダとバルセロナを行き来する中で自身がいかに変化してきたか、そしてその変化が自身の作品にどのように反映されているかを振り返る。リック・ルービンの著書『The Creative Act』に触発されたヴィチェンテッリは、絵画を完成させる過程にあるアーティストの姿を捉えている。最後の仕上げを記録し、作品を完成させた体験を振り返った後、次の絵画が形を成すのを吸収し、待つという出発点へと立ち返る。