Private View: Chang E Flying to the Moon
ビジュアルアーティストのジャッキー・ツァイが、世界初の全面アート塗装を施したロケットで、中国の月の女神の神話を宇宙へと送り出す
中国の伝統工芸の再解釈から、作品を物理的に動かす大規模なインスタレーションまで、中国のマルチメディアアーティスト、ジャッキー・ツァイは、母国の過去と現在を通じて大胆な視覚言語を確立してきた。東洋の物語と現代的な美学を融合させた、ロンドンを拠点とするこのアーティストの最新プロジェクトは、中国の民話と月の女神・嫦娥に着想を得て、その神話を彼女の銀河間旅行をテーマにした壮大なアート作品へと昇華させている。
今年初め、ツァイは民間宇宙企業ランドスペースと協力し、先駆的なアート実験を行い、嫦娥の伝説をカーマンラインの彼方へと送り出した。世界初の全面アート塗装を施したロケットの宇宙への打ち上げに成功したこの野心的なプロジェクトは、ツァイの短編ドキュメンタリー『Chang E Flying to the Moon』のテーマとなっており、ZQ-2E Y2ロケットが宇宙探査と視覚芸術の境界を打ち破る軌道に乗るまでの実現過程を追っている。