Private View: マーク・クイン

タブーを打ち破る英国人アーティストの波乱万丈な1年

ゲリー・フォックス監督によるアートビジネスへの興味深い洞察『メイキング・ウェイブス』では、マーク・クインがアートフェアからオープニングパーティー、ビーチからビエンナーレへと駆け巡る姿が描かれている。この新作ドキュメンタリーは、英国人彫刻家の1年間を紐解くものだ。「彼自身についてだけでなく、彼の視点を通じて現代アート界の肖像を描きたかった」と、ここで初公開されるこのアート巡礼の旅に乗り出したフォックス監督は語る。

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ロンドンを拠点とするクインは、90年代半ばにYBAの一人として頭角を現し、自身の血液で作られた自画像の胸像『セルフ』や、トラファルガー広場の「第4の台座」に展示された障害を持つアーティスト、アリソン・ラッパーの巨大な彫刻『アリソン・ラッパー・プレグナント』といった挑発的な作品を制作した。このドキュメンタリーでは、長年の友人であり共同制作者でもあるフォックスが、クインの奇抜なアイデアの数々を構想から完成まで追いかける様子が描かれている。