Private View: RIBBONS by Matty Bovan
マティ・ボヴァン、NOWギャラリーにて手編みの巨大インスタレーションを通じて詩的な攻撃性を織りなす
使い古されたデザインを、内部から体験できるそびえ立つ編み物の構造体へと昇華させた、受賞歴のあるファッションデザイナー、マティ・ボヴァンが、ロンドンのNOWギャラリーで開催中の初個展において、新たな表現媒体へと踏み出している。床から天井までを巨大なテキスタイルアートで埋め尽くす本展「RIBBONS」では、ヨークを拠点とするデザイナーがアーティストとしての技量をさらに高めている。手編みのリボンが、洞窟のような不定形の3次元構造体の骨格を形成し、彼が「攻撃的な色彩、攻撃的な質感、そして物語性」の探求と表現する中で、幻想と現実を並置している。
文脈的に重みのある素材であり、伝統的に脇役として扱われてきた女性性の象徴であるリボンは、あらゆる色で彩られ、単なる装飾の域を超え、本展の主軸となるだけでなく、ボヴァンの相互に連結したインスタレーション作品の付属物ともなっている。付随する短編映画『RIBBONS』では、カルロス・ヒメネス監督が、空間のスナップショットとボヴァンの創造世界をハイテクニカラーでコラージュし、ボヴァンを主人公として、そのシュールな世界を内側から外側へと解き明かしていく。