Private View: リシャール・テキシエ

フランスの現代アーティスト、リシャール・テキシエは、レ島の屋外アトリエで、光や風、そして大西洋の力が彼の創作活動を導いている

大西洋の自然が創作活動に直接影響を与えるレ島に屋外アトリエを構えたフランスの現代アーティスト、リシャール・テキシエは、光、風、海を自然が生み出した芸術的媒体として活用している。監督のヴィルジル・テキシエは、この野外アトリエで制作された最初の絵画を捉えつつ、春の1週間にわたってアーティストの姿を追う。島の風景が放つ力強い存在感を背景に、彼の作品に焦点を当てたドキュメンタリーである。

即興や思索の余地を残しつつも、体系的なプロセスを採用するテキシエは、乾燥に時間を要する絵の具の層を重ねることで、一枚一枚の絵画を創り上げていく。海からわずか100メートルの場所で制作し、海のリズムと対話しながら、沿岸の力や有機的な物質が想像の世界への旅を喚起し、絵の具に残された痕跡や質感が、彼の筆致を導いていく。