Private View: ロバート・ラウシェンバーグ
日常のゴミを非凡な宝物へと変えた、象徴的なアーティストによる有名な「スプレッド・ペインティング」を詳しく見てみよう
戦後アメリカで最も影響力のあるアーティストの一人であるロバート・ラウシェンバーグは、彼が「通りからの贈り物」と呼んだもの――つまり、日常的な品々――を活用することで、伝統的な美術の枠を打ち破った。それらの品々は、彼の巧みな手によって、遊び心にあふれ、驚くべき新しい構図へと組み上げられたのである。1975年から1983年にかけて、同時代の画家デ・クーニングのドローイングを消去したことで一躍有名になったこの型破りな芸術家は、「スプレッド」として知られるようになる一連の作品制作を開始した。この新作映像は、現在2019年1月26日まで同アーティストの作品選を展示しているロンドンのギャラリー「Galerie Thaddaeus Ropac」との編集協力により制作されたもので、カメラの後ろにはシェリー・ジョーンズ、画面の前には美術史家のエリサ・シャーが立ち、20世紀で最も傑出したクリエイターの一人の、多層的な視覚世界へと私たちを案内してくれる。