Private View: 川俣正

偶然と大災害について語る日本の彫刻家

過去30年にわたり、アーティスト兼彫刻家の川俣正は、予想外の公共空間において、一時的でその場所に特化したインスタレーションを制作してきた。数々の奇抜な作品の中でも、パリのヴァンドーム広場の柱に巨大なツバメの巣を取り付けたり、ポンピドゥー・センターの外枠にツリーハウスを設置したり、ニューヨークのマディソン・スクエア・パークの木々に同様の木造構造物を埋め込んだりしている。川俣は、建設と解体という概念を巧みに操り、しばしば再生材やリサイクル木材を使用している。彼の構造的な「変位」は、それが置かれた空間を変容させ、鑑賞者に新鮮な視点でその環境を再解釈することを促す。ここでは、東京とパリを拠点に活動する彼が、儚さと創造的なひらめきについて語る。