Private View: Touching Light

モハベ砂漠で、アメリカ人アーティストのラクラン・ターツァンは、水の律動と質感を照らし出す、この世のものとは思えない光のモニュメントを創り出している

光、水、音を用いて環境の中に芸術的な可能性を見出すアメリカ人アーティスト、ラクラン・ターツァンは、自然との協働を通じて創作活動を展開し、技術的な手法を用いて水の光学的・音響的特性を探求している。

伝統的に乾燥した風景の中に水が現れる瞬間を探し求め、彼の活動はカリフォルニアのモハベ砂漠へと向かう。そこで彼は、砂漠に稀に見られる湖の周囲や、温泉から立ち上る蒸気を取り囲むように、はかない水と光の彫刻を創り出す。これらの水域をキャンバスとして、ターザンは自然に見られるリズムや質感を照らし出すことで、この世のものとは思えないような芸術作品を展開し、自然現象がいかにして私たちの知覚を変化させるかを探求している。

ジャッキー・ラディンスキー監督は、モハベ砂漠におけるターツァンの創作活動に焦点を当てた短編ドキュメンタリー『Touching Light』で、北米で最も乾燥したこの地を彼と共に巡る。2024年2月の3日間にわたり、ターツァンのサイトスペシフィック作品の設置過程を撮影しながら、ラディンスキー監督は、ターツァンが生み出す「光のモニュメント」と、芸術を通じて自然を操るその手腕について考察を深め、私たちの周囲で働くより大きな力とのつながりを再認識させてくれる。